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58.金星が見ごろです [星空への招待]

1999年6月11日 20時00分ころの西の空

 

 夕方の西の空にひときわ明るい星が輝いています。冬ころからずっと夕空を彩り、私たちの目を楽しませてくれていますが、これが宵の明星・金星です。6月11日に地球から見て太陽の東側にもっとも離れる(東方最大離角といいます)位置にきて、日没後ずいぶん遅い時間まで見ることができます。6月22日の夏至に向けて日没時間も遅いので、午後9時半ころまで-4.3等級の輝きで人目を引くことでしょう。
 いま金星を望遠鏡でのぞいて見ますと半月状に見えます。表面の模様まで観測するのは難しい惑星ですが、明るさと形の変化を楽しむことができます。惑星は街なかでも観測に支障はなく、むしろ市街地のよどんだ空気(?)のほうが落ちついた像で観測できるとも言われます。明るさは7月15日の「最大光度」-4.5等まで、これからもう少し明るさを増します。地球との距離が縮まるため、しだいに直径が大きくなり、半月~三日月形に変化する様子を望遠鏡で観測できます。8月以降は太陽に近くなり、見づらくなってしまいますので、夕空での観測の好期は7月下旬まででしょう。今年2月、西の夕空で下から「水木金土」ときれいに惑星が並ぶというので話題になったことがありました。いま金星はかに座のM44プレセペ星団に接近しています。一番近づくのは6月13日で、双眼鏡で楽しめます。
 接近といえば、宵の南空では火星とスピカが並んで見えています。火星は5月2日が地球最接近でしたので急速に遠ざかりつつありますが、-1.1等とまだ十分明るく、赤く、目を引く存在です。一方、おとめ座の1等星スピカは白色で、雨上がりの夜空に両星の色の対比もあざやかです。

 

浄土平にゅ~す」No.4(1999年6月11日、浄土平ビジターセンター発行)より


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